Life with Silk 〜シルクと一緒に生きる〜 年代別シルクの効能
人のカラダは赤ちゃんからお年寄りまで、年齢を重ねるごとに変化していきます。長い人生をすこやかなお肌と体が保てるようシルクは、よりそい守ってくれる素材です。ここでは、世代別にシルクを上手に取入れるヒントを、お伝えします。
お肌の敏感なこども ~不安定な時期の素肌を守る~
ツルツルで美しい肌は「赤ちゃんのような肌」と言われますが赤ちゃん~児童までのこどもの素肌は皮膚がまだ薄く小さな体に大人と同じ数の汗腺があるため実はとても不安定です。清潔に保って保護をしてあげることが、こどものスキンケアのポイント。そんな素肌を包むには弱酸性で抗菌をもつシルクが最適です。そしてなにより滑らかで優しい肌ざわり。こどもの感覚は敏感ですので、すべすべのシルクの下着はきっと、お気に入りになるはず。
老廃物の多い10~20代 ~新陳代謝と上手に付き合う~
若い時代の汗や涙・・・・どれも過ぎてしまえば素敵な思い出ですがニキビやニオイなど気にしている方も多いはず。皮脂やホルモンなどが大量に分泌される新陳代謝が活発なこの時期は老廃物を上手に排出して古くなった角質をターンオーバーさせてあげることが大切です。そんな素肌には、吸湿・放湿性に優れたシルクで蒸れを解放しデトックス作用のあるシルクで汚れをしっかり吸い上げるのが最適。強くて優しいシルクコットンのインナーも、お勧めです。
30~40代 ~カラダの変化と付きあう~
活発な新陳代謝が落ち着き安定する一方で、お肌の水分量や女性ホルモンが少しずつ減少していきます。さらに、妊娠・出産で体も劇的に変化するなど、仕事や子育てに追われて女性が一番忙しい時期でもあり、ケアにかける時間も少ないのではないでしょうか。この時期の一番の敵は乾燥。毎日着ているだけで肌の潤いを守りメラニンを防ぎ、ターンオーバーを手助けしてくれるシルクは美しい素肌を長く守る「ながら美容法」と言えます。
50代~ ~エイジングをくい止める~
お肌全体的な衰えだけでなく、ターンオーバーのサイクルが遅くなるなどエイジングが進んできます。女性ホルモンも少なくなりますが、美しいものを身につけること脳から幸せホルモンを出して、夜にはよく眠ることが大切です。また肌を守るバリア機も低下していきますので、静電気などの刺激からお肌を守り、シミやしわなどの肌老化を少しでも防いでエイジングを遅らせることが大切です。シルクは18種類のアミノ酸で美容・栄成分があり健康と素肌美を与え「着るだけで美しくなる」また、土に返ことができ、地球にも優しい古来から受け継がれる近未来エコ素材です。
<シルクについて | about silk>
1. シルクの繊維構造
まばゆい光沢、なめらかな質感、衣ずれの音すら美しいシルク。歴史上でも卓越したその存在は、「繊維女王」として愛され続けています。シルクの美しさは、タンパク質で構成された複雑な繊維構造に秘密があります。美しさの秘密は均一ではないカタチ。この三角形が光を乱反射して美しい光沢を生んでいます。また、シルクの主成分はフィプロインとセリシンというタンパク質で、それらは人の肌に近い18種類以上のアミノ酸で構成されています。
2. シルクの輝きの仕組み
着る人の肌に光を当てて美しく見せてくれて、素肌に優しい。実は下着にうってつけの素材なのです。一方で黄ばみやスレ、洗濯の難しさから日常使いにはもったいないと思われそうですが、洗濯技術も向上し、ウォッシャブルシルクも開発されています。ポリエステルなど合成素材は扱いやすいですが、着る人を美しく底上げしてくれるシルクこそ、大人の女性に身に着けて欲しい素材なのです。
3. シルクと他繊維の性能
絹をつくる『蚕』はその文字から天から授かった虫と考えられていました。シルクが持つ様々な特性も自然がくれた偶然の産物なのです。シルク繊維の中には空洞がたくさんあります。その穴が冬は暖かく夏は涼しく保ってくれます。また、シルクのタンパク質には高い保湿性があり、その結果静電気が起きにくいという利点が生じるなど、ひと言では語りつくせない魅力を持った素材なのです。
シルクには多くの優れた性能がありますが、何より素晴らしいのは、その特性が生まれ持ったものであること。安価で大量生産が可能な合成繊維が様々な特性を添加して機能的に進化しても、まだシルクには及ばないのが現状です。